【徹底比較】ブログとnoteの違いとは?【5つの目的別で選ぶ】
こんにちは、KAIです。
プロ構成ライター、戦略コンサルタントをしています。
本記事で解決できる悩み

「ブログとnote、まず始めるならどっちがいいの?」
「メリット/デメリット、両方知りたい」
「ブログとnoteって使い分けられるの?」
大丈夫です。こんな悩みを解決します。
著者の略歴
コピーライター歴8年、フリーランス歴4年。
これまで150を超える企業案件で、文章原稿を作成してきました。
ブログとnoteの違いを整理して理解できる
ブログとnote、どちらを選ぶべきかわかる
※本記事は『note』公式ホームページおよびブログユーザーの定番レンタルサーバー『エックスサーバー』公式ホームページを参考に執筆しています。
「目的別の記事内容の決め方」は以下の記事で解説しています。
【4タイプから診断】ブログ内容は目的から逆算して決めるべき
※目次をクリックすると、該当箇所に移動します。
ブログとnoteの違いとは?
結論からお伝えします。
『ブログ』と『note』では目的によって向き不向きがあります。
まずは『ブログ』と『note』の違いをご覧ください。
比較項目 | ブログ | note |
---|---|---|
①運営費用 | ¥1,000 /月 | 無料 |
②収益化 | ◯広告収入 ◎アフェリエイト |
◎オリジナル商材 △アフェリエイト |
③読まれやすさ | SEO対策が必要 競合なし |
SEO対策は不要 競合多い |
④デザイン性 | カスタマイズ可能 (一部有料) |
カスタマイズ不可 |
⑤資産性 | コンテンツ スキル |
人気 知名度 |
それでは『ブログ』と『note』の違いを5つの項目別に詳しく解説します。
①運営費用
②収益化
③読まれやすさ
④デザイン性
⑤資産性
いずれも記事制作に多くの時間と手間を費やすため、後悔しないように自分にあったメディアを選びましょう。
本記事では『ブログ』を次の通りに定義して解説していきます。
本記事で開設する『ブログ』とは、主にWordPressを用いるタイプのブログ
アメブロなどの無料ブログではありませんので、ご理解ください。
「ブログ運営の全体像」は以下の記事で解説しています。
【全体像が知りたい!】ブログの始め方をわかりやすく解説【初心者必見】
【後悔する前に】ブログを始めるなら【絶対】知っておくべき9つの注意点
『ブログ』と『note』の違い①運営費用
まず、継続的に情報発信をする上で、気になるのは「運営費用」ではないでしょうか。
比較項目 | ブログ | note |
---|---|---|
①運営費用 | ¥1,000 /月 | 無料 |
運営費用だけを見た場合、結論としては、無料で利用できる『note』の方が優位です。
「WordPressブログのメリット」は以下の記事でも解説しています。
WordPressでブログを始めるメリット7つ&デメリット4つ
【世界シェア38%】WordPress(ワードプレス)の人気の理由に迫る!
ブログ:月額約1,000円
そもそもブログを運営するには、自分で「サーバー」や「ドメイン」を契約する必要があります。
WordPressブログの場合、
ブログを開設するのに必要な費用は「約8,000円」です。
項目 | 費用* |
---|---|
①独自ドメイン | ¥1,000 (年額) |
②WordPress | ¥0 |
③レンタルサーバー | ¥3,000 (初期費用) |
¥3,600 (月額費用3ヶ月分) |
|
合計 | ¥7,600 |
です。(※税抜表示)
初期費用に月額費用3ヶ月分の一括払いが含まれるため、やや高額に感じるかもしれません。
しかし、実際の初期費用はレンタルサーバー初期費用の「3,000円」だけです。
項目 | 月額換算 |
---|---|
独自ドメイン | ¥83 | レンタルサーバー | ¥1,200 |
合計 | ¥1,283 |
(※税抜表示)
また、月々の運営費用は1,200円ほどです。
ランチを2回ガマンするくらいの費用で、運用していくことができます。
「ドメイン」は以下の記事で解説しています。
【無料はNG!】独自ドメイン名とは?正しい決め方とおすすめサービス
「WordPressブログの費用」は以下の記事で解説しています。
【月額1,000円】で始めるWordPressブログ【開設費用】
note:無料
一方で、『note』の利用料は基本的に無料です。
ただし、月額500円を支払うことで、以下の『noteプレミアム』を利用することができます。

・定期購読マガジンの申し込み
・共同運営マガジン機能
・予約投稿機能
・つくれるマガジン数がUP
・コメント欄のON/OFF機能
・数量限定販売
・販売価格の上限アップ
・Amazonウィジェット
・YouTube動画表示
参考「noteプレミアムとは」
もしもnoteを利用するなら、まずは無料で試してみましょう。
『ブログ』と『note』の違い②収益化
『ブログ』と『note』を選ぶ上で、「収益化」は一番の判断基準になるでしょう。
比較項目 | ブログ | note |
---|---|---|
②収益化 | ◯広告収入 ◎アフェリエイト |
◎オリジナル商材 △アフェリエイト |
なぜなら、『ブログ』と『note』では販売する商材によって、向き不向きが大きく異なるからです。
ブログ:◯広告収入|◎アフェリエイト
まずブログを通じて収益化をする方法は大きく2つです。
・クリック課金型広告
・成果報酬型広告
「広告枠を売る」ことで報酬を得るという仕組み
自分のサイト上に広告用の枠を設置して、そこに企業の広告を掲載し、クリックされたら報酬が発生します。
一方で
「商品を売る」ことで報酬を得る仕組み
代表例はサイトアフェリエイト
ブログで紹介されている「商品」や「サービス」の広告をクリックしたユーザーが、商品を購入やサービスの申込みをした時点で、広告主から報酬が支払われます。
「収益化と仕組み」は以下の記事で解説しています。
特化ブログと雑記ブログの選び方【理想と現実】のギャップをチェック
ブログで稼ぐ仕組みとは?『商品』と『広告枠』の2つから適性診断
note:◎オリジナル商材|△アフェリエイト
『note』の最大の特徴は、自分が書いた記事を有料販売できることでしょう。
また、有料のnoteを集めた「有料マガジン」という商品携帯でも販売することができます。
参考「マガジンとは」noteヘルプ
しかし、『note』の場合、ブログのようにアフェリエイトをする上で、以下のショッピングサイトとしか提携することができません。
ようは、販売できる商品が限られるということです。
◆noteと連携しているECプラットフォーム
noteと連携しているECプラットフォーム(note for shopping)の商品URLを埋め込むと、note上で店舗名、商品名、価格、商品画像がカード形式で埋め込まれる機能です。
ショップオーナーやクリエイターがnoteで商品やその開発背景を紹介する際などにご利用いただけます。
引用:noteと連携しているECプラットフォーム
自分自身の商品ではなく、企業の商品を代理販売して収益化したいのであれば、なんの制限もないWordPressブログを選びましょう。
『ブログ』と『note』の違い③読まれやすさ
ここでいう「読まれやすさ」とは、多くの人の画面上に表示される可能性のことです。
比較項目 | ブログ | note |
---|---|---|
③読まれやすさ | SEO対策が必要 競合なし |
SEO対策は不要 競合多い |
ブログ:SEO対策が必要|競合なし
『ブログ』の場合、記事を投稿しただけでは読まれることがありません。
・TwitterなどのSNS経由で
・Google検索で記事が上位表示されて
など、自分のブログ記事に読者がたどり着くまでの「導線」が必要だからです。
「Google検索で記事が上位表示されるため」の施策がSEOです。
サーチエンジン最適化のこと。
Googleなどのサーチエンジンにおける表示順位を高くするために、ウェブサイトの内容を最適化すること。
SEOには専門的な知識が必要なため、不特定多数の人に読まれやすいブログを作ることは簡単ではありません。
「SEO」は以下の記事で解説しています。
「Webライターなのにブログしてないの?【ポートフォリオに最適】」
note:SEO対策は不要|競合多い
『note』はそもそも情報発信のプラットフォームです。
たとえば、商品販売のプラットフォーム「Amazon」や「楽天」をイメージしてください。
ブログのようなSEO対策をしなくても、不特定多数の人に読まれる可能性は高いです。
ただし、いまやnoteは月間アクティブユーザーが4,400万人を超え、720万件以上のコンテンツが集まっています(2020年3月現在)
引用「noteは6周年をむかえ、月間アクティブユーザーが4,400万を超えました。」note株式会社の投稿
多くの人に読まれる可能性と、多くのコンテンツの中に埋もれる可能性、両方を理解した上で、投稿する必要がありますね。
『ブログ』と『note』の違い④デザイン性
『ブログ』と『note』の決定的な違いは、デザイン性でしょう。
比較項目 | ブログ | note |
---|---|---|
④デザイン性 | カスタマイズ可能 (一部有料) |
カスタマイズ不可 |
デザイン性は、他のブログとの違いを出す上で非常に重要です。
「ブログのデザインとテーマ」は以下の記事で解説しています。
「初心者でも『失敗しない』WordPressテーマの選び方【おすすめ5選】」
WordPressでブログを始めるなら、デザインの『4大原則』を理解しよう!
ブログ:カスタマイズ可能(一部有料)
『ブログ』が圧倒的に『note』と違う点は、ブログサイトを独自のデザインにカスタマイズできることでしょう。
特にWordPressブログの場合、有料/無料のデザインテンプレートを利用できます。
「プログラミング」や「ウェブデザイン」の知識がなくても、簡単にデザイン性の高いサイトを作ることができます。
特にフリーランスや副業で個人としての独自性を表現することは、受注までの選考を勝ち抜く大きな武器になりますよ。
「フリーランスや副業の方法」は以下の記事で解説しています。
初心者がwebライターになるなら、まず就職【最速で成長できる】
note:カスタマイズ不可
まず、前提としてnoteの記事ページは「非常にシンプル」です。
noteが他の無料ブログと一線を画し、プラットフォームとして独自のブランド構築に成功しているのは、この制限があるからこそでしょう。
特に定評がある「文章の読みやすさ」を感じさせている要因は
・白ベースで大きな余白
・字間
・行間
・文字のジャンプ率(タイトルと本文のギャップ)
・広告非掲載
など特徴的なUIデザインが大きいのではないでしょうか。
ただし、一貫したシンプルなデザインを守るうえで、表現方法が制限されている点は、理解しておくべきです。
たとえば記事テキスト表現の場合、以下の6つしか選択肢がありません。
・見出し
・太字
・中央寄せ
・リンク
・引用
・コード埋め込み
しかし、記事を投稿する側にとって
・文字色を変えたい
・小見出しをつけたい
・表を作りたい
といった際に、表現の幅が限られることはデメリットだと言わざるを得ません。
『ブログ』と『note』の違い⑤資産性
私の結論として、特にビジネスとして『ブログ』と『note』どちらか1つを選択するなら、『ブログ』を選ぶべきだと考えています。
その理由が、この「資産性」です。
比較項目 | ブログ | note |
---|---|---|
⑤資産性 | コンテンツ スキル |
人気 知名度 |
ブログ:コンテンツ|スキル
すでにお伝えしたように『ブログ』の場合、サーバーやドメインを契約して自分がサイトのオーナーになります。
たとえるなら、土地を契約して、自分のお店を出店するイメージです。
一方で『note』の場合、あくまで『note』というプラットフォームにコンテンツを投稿します。
たとえるなら、ショッピングモールに、お店を出店するイメージです。
・サービス終了
・アカウント凍結
など、運営者側の裁量によって、自分が投稿してきたコンテンツ一切を失う可能性があるということです。
自分のビジネス基点を、そんなリスクと常に隣り合わせにすることはオススメできません。
「ブログのメリット」は以下の記事で解説しています。
「ブログを始めるメリットって?【全人類】にオススメしたい9つの理由」 【副業の新定番!】ブログをおすすめする理由【稼ぐ仕組みは?メリットは?】
また、ブログ運営を通じて得られるスキルは、一生モノです。
・ライティング
・SEO
・マーケティング
・ロジカルシンキング
特にブログならではの『SEO』には正解がなく、また数ヶ月ごとのGoogleのアップデートでもサイトの評価基準が変わります。
一朝一夕に攻略するのは難しいですが、だからこそブログを通じて『SEOスキル』を身につければ市場価値を上げることができます。
note:人気|知名度
『note』に投稿する記事は、運と実力次第では、不特定超多数の読者に読んでもらえる可能性があります。
たとえば1つの投稿が「バズる記事」として一気に注目を集めるコンテンツに化けるメリットは『note』ならではでしょう
【まとめ】ブログとノートの使い分け
すでにお伝えしたように、『ブログ』と『note』にはそれぞれメリット・デメリットが存在します。
ビジネス観点で考える場合、
①まずはブログを開設 / 運営する
②スキル、成果、実績を上げる
③②で得たノウハウを商品としてnoteで販売する
といった使い分けで、それぞれのメリットを最大限に活かすことをできると思います。
「ブログの詳細な分類」は以下の記事で解説しています。
「特化ブログと雑記ブログの選び方【理想と現実】のギャップをチェック!」
なお、「具体的なブログの始め方」は、以下の記事で解説しています。
「【初心者向け】WordPressでブログの始め方【5ステップ徹底図説】」

KAI
「以上です。お疲れ様でした!」
note WordPress ブログ ポートフォリオ ライター 初心者