【無料はNG!】独自ドメインの決め方とは?おすすめサービスも紹介

ブログの始め方

こんにちは、KAIです。

プロ構成ライター、戦略コンサルタントをしています。

本記事で解決できる悩み

悩める人

「種類が多すぎてドメインが決められない」
「そもそも独自ドメインってなに?」
「ドメイン名の決め方でミスりたくない」

大丈夫です。こんな悩みを解決します。

著者の略歴

ACTION PLAN プロフィール
コピーライター歴8年、フリーランス歴4年。
これまで150を超える企業案件で、文章原稿を作成してきました。

記事を読むと

ドメイン関連の専門用語や意味がわかる
ドメイン名の決め方と注意点がわかる

※目次をクリックすると、該当箇所に移動します。

独自ドメインの決め方とは?まずはルールを理解しよう

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結論からお伝えします。

ドメイン名とは「インターネット上の住所を言語化したもの」です。

「言語化」と表現したのには理由があります。

IPアドレスとURLについて

本来インターネット上の住所を表すには「IPアドレス」という数字で表記します。
ドメインの決め方 IPアドレス

分類 ドメイン名 IPアドレス
表記 言語 数字
対象 人が
理解しやすい
コンピューターが
理解しやすい

つまり、「ドメイン名」とはインターネット上の住所を人が認識しやすいように言語で表現したものなのです。

ドメインの決め方 URL
URLとは

①URL
②プロトコル
③スキーム
④ホスト名
⑤トップレベルドメイン
⑥セカンドレベルドメイン
⑦サードレベルドメイン
⑧ディレクトリ
⑨ファイル名

さらに「ドメイン」に、通信の手順や規格を表す「プロトコル」を合わせて『URL』になります。

ウェブの仕組みについて

そもそもなぜ住所が必要なのかは、ウェブサイトが表示される仕組みを理解する必要があります。

図説するとこうなります。

ウェブの仕組み

まず、ウェブサイトの運営者は、契約しているサーバー会社の『サーバー』内に自分のブログサイトの『データファイル』を管理します。

サーバーとは

提供者の意味。
サービスを提供するシステムやコンピューターのこと。
サービスを提供する側を『サーバー』、サービスを受ける側を『クライアント』と呼ぶ。

一方ユーザー(読者)は、ウェブブラウザ(Google ChromeやSafari、Internet Explorerなど)にURLを入力して、サーバーに対して「データを見せて!」と要求(リクエスト)します。

すると、要求に対してサーバーが『データ』を提供(レスポンス)し、ユーザー側のPC上に表示される仕組みです。

ウェブの仕組み

①サーバーに対してデータを要求する
②サーバーは要求に応じたデータを返す

この繰り返しで、私たちはウェブサイトを閲覧することができています。

「ウェブの仕組み」は以下の記事でも解説しています。
【月額1,000円】で始めるWordPressブログ【開設費用】

DNSサーバー

ここで、疑問が残っているかもしれないので補足します。

本来は「URL」をウェブブラウザに入力した時点ではまだ「言語」の状態のままなのです。

そこで『DNS』が登場します。

DNSとは

Domain Name Systemの略。
ドメイン名とIPアドレスを紐付ける役割を果たす

IPアドレスとドメイン名を対応させることを「名前解決」といいます。

ドメインの決め方 DNS

名前解決の仕組みが「DNS」であり、この役割を持つサーバーを『DNSサーバー』といいます。

つまり一連の流れをまとめると以下のとおりです。

ウェブが表示される流れ

①「abc.com」とブラウザに入力する
②DNSサーバーにIPアドレスを問い合わる
③対象となるウェブサーバーにファイルをリクエストする
④ウェブページが表示される

ウェブの仕組みを理解することは「ドメイン」を取得する目的だけであれば、必須ではありません。

イメージがよりつかみやすくなるようなら、覚えておいてください。

「ブログ全体の仕組み」は以下の記事で解説しています。
【全体像が知りたい!】ブログの始め方をわかりやすく解説【初心者必見】
【後悔する前に】ブログを始めるなら【絶対】知っておくべき9つの注意点

大きく3つに分類!独自ドメインの正しい決め方

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それでは最後に本題である「ドメイン名」をもう少し詳しく整理しておきましょう。
ドメインの決め方 URL
先ほどの図の通り、ドメイン名は大きく3つの要素に分けることができます。

ドメインの分類

(1)トップレベルドメイン
(2)セカンドレベルドメイン
(3)サードレベルドメイン

いわゆる『独自ドメイン名』を決める場合は、この(1)〜(3)すべてを自分で自由に指定することができます。

ちなみにドメイン名に使用できるは、63文以下の半角英数字と半角ハイフンです。

①トップレベルドメインと②セカンドレベルドメインについて、ルールがあるので後述します。

無料ブログの共有ドメインを決める場合

独自ドメインは、ドメイン登録サービスを通して取得する「有料ドメイン」です。

一方で『無料ブログサービス』で入手できる『共有ドメイン』は、自分で指定できる範囲が限られます

ドメインの決め方 URL
基本は次の2パターンのどちらかです。

共有ドメイン

・サブドメイン
・サブディレクトリ

『サブディレクトリ』は、ホームページの「下層ページ」を表します。

ブログ始めるなら無料有料サービス比較サブディレクトリサブドメイン

たとえば「アメブロ」でブログを開設した場合、『サブディレクトリ』のみ指定します。

www.ameblo.jp/【ここに任意のサブディレクトリ】

一方で、『サブドメイン』とは、独自ドメインの前に「.(ドット)」で文字を追加して利用するドメインのことです。

ひとつのドメインを目的に応じて使い分ける場合に便利です。

ブログ始めるなら無料有料サービス比較サブディレクトリサブドメイン

たとえば「はてなブログ」なら、次のように『サブドメイン』を指定します。

www.【ここに任意のサブドメイン】.hatenablog.com

Yahoo!の場合、次の通り使い分けていますね。

サービス URL
(下線部がサブドメイン)
Yahoo! JAPAN https://www.yahoo.co.jp/
Yahoo! ニュース https://news.yahoo.co.jp/
ヤフオク! https://auctions.yahoo.co.jp/
Yahoo! ショッピング https://shopping.yahoo.co.jp/
Yahoo!天気 https://weather.yahoo.co.jp/

ではそもそも「独自ドメイン」を取得するメリットはなんなのでしょうか?

「サブディレクトリやサブドメインとの違い」は以下でも解説しています。
【定番サービス7選】ブログを始めるなら目的別で選ぶべき
【後悔しない選び方】ブログとnoteの違いとは?5つの目的別【徹底比較】

独自ドメインを取得するメリット

「独自ドメイン」を取得するメリットは、ホームページやポートフォリオサイト、ブログを運営する上で“リスク”を回避することです。

独自ドメインのメリット

自分のサイトをリスクから守ること

なぜなら、親ドメインがペナルティを受けた場合、検索順位が下がったり、検索結果に表示されなくなったりするからです。

あるいは親ドメインの所有者、つまり無料ブログのサービスが終了した場合、サブドメインやサブディレクトリ上にある自分のサイトもなくなってしまいます。

「ブログを運営するメリット」は以下の記事で解説しています。
「ブログを始めるメリットって?【全人類】にオススメしたい9つの理由」
WordPressでブログを始めるメリット7つ&デメリット4つ
【世界シェア38%】WordPress(ワードプレス)の人気の理由に迫る!

独自ドメインを取得するデメリット

もちろん独自ドメインにはデメリットも存在します。

それは「コスト」です。

独自ドメインを取得するには大きく2タイプのコストが発生します。

独自ドメインのコスト

①登録料金
②更新料金

まず、ドメイン取得時に①の「登録料金」がかかります。

さらに、1年ごとに②の「更新料金」が発生します。

ドメイン提供サービスや、取得するドメインによって料金はさまざまですが、年間でおおよそ数百円から1,500円程度で利用できますよ。

「ブログの運営費用」は以下の記事でも解説しています。
【月額1,000円】で始めるWordPressブログ【開設費用】

【まずはトップレベルから】独自ドメインの「種類」と「意味」

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それでは具体的な「トップレベルドメイン」の決め方を解説していきます。

まず、独自ドメインには大きく4つ種類があります。

ドメインの種類

①分野別トップレベルドメイン(gTLD)
②分野別トップレベルドメイン(新gTLD)
③国コードトップレベルドメイン(ccTLD)
④属性別jpドメイン

順に説明しますが、少し専門的な知識でもあるので読み飛ばしてOKです。

分野別トップレベルドメイン(gTLD)

『分野別トップレベルドメイン(gTLD)』は、世界中の誰でも自由に登録できます。

具体例は次の通りです。

種類 利用対象 意味
.com 企業や商用サービス commercial
.net ネットワークサービス提供者 network
.info 情報提供サイト information
.org 非営利団体 organization
.biz ビジネス目的 business

なお、gTLDは「Generic Top Level Domain」の略です。

分野別トップレベルドメイン(新gTLD)

また、『分野別トップレベルドメイン(新gTLD)』は、上記gTLDに2012年以降追加されました。

個性的なドメイン名が取得できますよ。

ほんの一例ですが、具体例は次の通りです。

種類 利用対象
.site ウェブサイト全般
.shop オンラインショップ
.app アプリやゲーム
.blog ブログサイト
.cloud クラウドサービス

ちなみに細かいドメインの種類は500以上を超えるようです。

国コードトップレベルドメイン(ccTLD)

続く『国コードトップレベルドメイン(ccTLD)』は国や地域ごとに割り当てられており、原則在住する国や地域のドメインしか登録できません。

具体例は次の通りです。

種類 利用対象
.jp 日本
.us アメリカ

ちなみにccは「country code」の略です。

属性別jpドメイン

最後は『属性別jpドメイン』です。

ルール上「ne.jp」を以外は1組織につき1つしか取得できません。

具体例は次の通りです。

種類 利用対象
.co.jp 日本に登記がある株式会社/有限会社
.ne.jp 国内のネットワークサービス提供者
.or.jp 財団法人/社団法人/特殊法人
..ac.jp 高等教育機関/学校法人
.go.jp 政府機関/各省庁所管の研究所

なお「個人」での取得はできないのでご注意ください。

おすすめのドメインは「.com」か「.jp」

詳しくドメイン名の違いを解説してきましたが、結論としては「.com」がもっとも王道です。

.comが最適な理由

①一般的な信頼性が高い
②値段が手頃(200円程度〜)

ただし、王道ゆえにすでに希望のドメイン名が登録されている場合のあると思います。

その場合は、「.jp」を選択するのも有効です。

たとえばライターの個人のポートフォリオやブログなら、「.com」でなんの問題もありません。

「ライターや広告業界」は以下の記事で解説しています。
初心者がwebライターになるなら、まず就職【最速で成長できる】
文章を仕事にできる人の特徴【業界8年】のコピーライターが解説

格安ドメインはNG

『分野別トップレベルドメイン(新gTLD)』にあるような、特殊なドメイン名を選ぶのは正直おすすめできません。

格安ドメインがNGな理由

①一般的な信頼性が低い
②ウェブサイトのテーマが制限される
③後々費用が上がる

信頼性とは単純な”馴染み”のことで、SEO的にはドメインで優劣がつかないことはGoogleが明言しています。

一般的でないドメインを選ぶと、「このサイトで言ってること本当?」という疑心暗鬼を生みかねません。

また、たとえば「.love」というドメインで恋愛系のサイトを運営し始めた場合、後々「おすすめ家電」を紹介するサイトに方向転換しにくいため、注意が必要です。

文字列部分の独自ドメインの決め方

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トップレベルドメインの選び方を解説したので、いよいよオリジナル文字列の決め方に入ります。

結論からお伝えすると、特に決まりはないので自由に決めてOKです。

ただ、次の2つを目安にしてください。

ドメイン名文字列の決め方

①シンプルイズベスト
②サイトのテーマと合致する
③英語表記にする(日本語は△)

自由にというと、無限に選択肢ができてしまうので、上記2つについて補足説明します。

文字列の決め方①シンプルイズベスト

文字列を決めるのであれば、できる限りシンプルで短い方が「覚えやすい」というメリットがあります。

今どきはリンクをクリックするケースが大半なので、入力の手間が省けるというよりも、”印象に残りやすいから”という理由の方が大きいです。

②サイトのテーマと合致する

できれば、サイトやブログ、会社などの名前と同じ文字列にしましょう。

例)ビジネス専門の情報発信ブログ「ビズプロ」
→【 www.bizpro.com 】

特に中小企業やフリーランスの場合、一貫性のある名前をつけることでブランディングにもつながります。

「フリーランスや副業」は以下の記事で解説しています。
「Webライターなのにブログしてないの?【ポートフォリオに最適】」
【副業の新定番!】ブログをおすすめする理由【稼ぐ仕組みは?メリットは?】

③英語表記にする(日本語は△)

実は日本語でドメインを取得することも可能です。

例)富士山の天然水.jp

なんとも美味しそうな水を売ってそうなドメイン名ですが、実は落とし穴があります。

それが『Punycode(ピニューコード)』です。

Punycodeとは

国際化ドメイン名『Internationalized Domain Name(IDN)』をアプリケーションで扱えるようにするための仕組み
参考:JPRS用語辞典

つまり日本語でURLを入力しても、世界共通の規格(≒アルファベット/数字/記号)に変換してくれるのですが、実際には次のような表記になります。

Punycodeの具体例
日本語のドメイン 富士山の天然水.jp
Punycode変換後 xn--u9jx23jmfay3hvxa150en6h.jp

原型を留めていませんね。

名刺やウェブブラウザ上だと、日本語のまま表記されるのですが、(2020年10月末現在は)SNSでシェアする場合などは「Punycode」に変換されてしまいます。

ただただ不規則な文字列にしか見えないため、注意が必要です。

おすすめの独自ドメイン登録サービス

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ドメイン名の仕組みと考え方をお伝えしたので、最後に独自ドメイン名が登録できるおすすめサービスをご紹介します。

以下が定番の2社なので、おすすめです。

おすすめドメイン登録サービス

お名前.com
Xdomain

簡単に紹介します。

お名前.com

『お名前.com』国内最大級のドメイン登録サービスです。

お名前.comの特徴

・GMOインターネット株式会社が運営
・1999年からサービスを開始
・アジア圏初のICANN公認のレジストラ
・登録実績は2,400万件超
・国内最大級のドメイン公式登録サービス
・580種類以上のドメイン取得が可能

昔はドメインの管理はアメリカ政府がおこなっていたのですが、その後民間の非営利団体『ICANN』に委ねられました。

その『ICANN』が公認する日本のドメインレジストリは7社しかなく、そのうちの1社に『お名前.com』は選ばれています。

Xdomain

もうひとつの『Xdomain』は、実用性を考えた場合、一番おすすめです。

なぜなら、ドメイン名を取得しただけではウェブサイトは構築できないからです。

たとえば、定番のWordPressを使ってWebサイトやポートフォリオサイト、ブログを運営する場合、次の3つが必要になります。
WordPressブログの始め方

『Xdomain』はサーバーを提供しているXserverが提供しているサービスなのです。

Xserverでドメインを取得するメリット

ドメイン申込時にサーバーを同時に申し込むことができて手間が省ける

Webサイトを構築する場合、「サーバー」「ドメイン」「WordPress」3つの申し込みや初期設定をする必要です。

サイト構築に必要な準備

・サーバー
・ドメイン
・WordPress

「ドメイン」と「サーバー」がセットで準備できるのは想像以上に大きなメリットです。

ちなみに、ドメインの登録費用やサーバーの契約費用はあわても月1,000円少々です。

ブログを収益化すれば、1日で回収できるような額なのでビジネス経費としてはほぼゼロのようなものでしょう。

「ブログの収益化」は以下の記事で解説しています。
ブログで稼ぐ仕組みとは?『商品』と『広告枠』の2つから【適性診断】

ここまでで、ドメイン名の知識は実用レベルでは十分すぎるほどなので、実際にサイトを解説するステップに入りましょう。

「WordPressブログの始め方」は以下の記事で詳しく解説しています。
【初心者向け】WordPressでブログの始め方【5ステップ徹底図説】

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KAI
「以上です。お疲れ様でした!」