初心者がwebライターになるなら、まず就職【最速で成長できる】
こんにちは、KAIです。
プロ構成ライター、戦略コンサルタントをしています。
本記事で解決できる悩み

「初心者だけどwebライターに本当になれる?」
「webライターでいつかは独立したい」
「文才ないけど、文章で稼げたら人生最高」
大丈夫です。こんな悩みを解決します。
著者の略歴
コピーライター歴8年、フリーランス歴4年。
これまで150を超える企業案件で、文章原稿を作成してきました。
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初心者がwebライターになるなら、まず就職
結論からお伝えします。
初心者がwebライターになるなら、「就職」がベストです。
理由は2つあります。
①業種の全般的な知識が身につくから
②個人では不可能なスキルと実績が得られる
もちろん「最初からフリーランスライターにはなれないのか」という疑問もあると思います。
就職について解説した上で、後半は『フリーランス』になる方法やメリットも解説します。
理由(1)業種の全般的な知識が身につくから
本題です。
①業界の全般的な知識が身につくから
②個人では不可能なスキルと実績が得られる
まず、就職するべき理由の1つ目は、「広告」の業界に詳しくなれるからです。
ライターの市場価値
「webライター」が仕事を奪い合う相手は、もちろん「webライター」です。
文章が書けるのは当然なので、文章以外の付加価値で評価に大きく差が出るのは明らかですね。
文章が書ける × 〇〇 = 市場価値
たとえば、文章が「メディア」や「デザイン」を介さずに人にふれることはありません。
・マーケティング:どんな顧客に対してどんな文章を書くべきか提案できる
・デザイン:レイアウトまで考えて文章の原稿を制作できる
webライターこそ「文章の上手い下手」だけでなく、自分の文章がどんな文脈やプロセスの中で読者に届くかを理解しておくことは重要です。
「デザイン」は以下の記事で解説しています。
WordPressでブログを始めるなら、デザインの『4大原則』を理解しよう!
読みやすい文章には『余白』がある【プチデザイン論】
理由(2)個人では不可能なスキルと実績が得られる
就職すべきもうひとつの理由は「成長」できるからです。
ライターにとって次の3つが「成長」に大きく影響します。
①スキルアップ
②ステップアップ
③実績
順に解説します。
1.スキルアップ
たとえば個人の場合、原稿にフィードバックしてくれる相手がいません。
改善点を「自覚」できない限り、スキルアップが図れません。
・なぜなのか
・本当にそうすべきなのか
など数値化できない「文章の質」を、依頼主が納得できるように提案できる本質的なスキルが不可欠です。
「本質的な思考」は以下の記事で解説しています。
本質を見抜く3つの視点と思考法【VUCA時代をどう生きるのか】
なぜなぜ思考で【脱!思考停止】そもそも『考える』って?
2.ステップアップ
また、客観的にアドバイスやサポートをしてくれる先輩の存在も重要です。
フリーランスの環境では、自分で完結できる範囲の仕事をこなすことになり、未知の領域にチャレンジするのが難しくなるからです。

企業に就職すれば、現役ライターに(怒られながらでも)学ぶ権利がついています。
・自分で納品できなくても、給与はもらえる
・文章が下手でも、指導してもらえる
・個人では受注できない規模の仕事ができる
正直、初心者ほど企業に就職するメリットは大きいですね。
3.実績
さらに無名のフリーランスでは契約できないような、大手企業の仕事が実績になる可能性も十分にあります。
「あの広告の文章、実は私が書きました」といった自己紹介ができれば、フリーランスになった時に、権威性のあるPRになりますよ。
「権威性」は以下の記事で解説しています。
人の心を動かす文章を書くには?【すぐに使える】感情を動かす3つのコツ
初心者がwebライターとして稼ぐキャリアパス【求人例あり】
ここからは具体的に脱初心者にかかる「目安期間」と、「就職先の選び方」について解説します。
独立するなら最低1年
企業でスキルや実績を積むには最低1年が目安です。
具体的には次のような変化を感じるでしょう。
・毎日、新しい発見がある ・少しずつ、着実にスキルが身につく ・仕事の全体像がみえる
先輩のチェックなしに納品できる案件がひとつふたつ出てくるイメージです。
確実なスキルアップには2〜3年
ただ実績や文章以外のスキルを身につけるのに、1年しかないと正直厳しいでしょう。
スキルアップと並行して、2~3年はブログやTwitterなど「個人としての活動」もはじめておけば、大きな資産になりますよ。
おなじwebライターでも就職先によって業務内容は大きく違う

ちなみに一口に広告業界といっても、業種によって業務内容が異なります。
webライターという「職種」は、広告という「業界」に属します。

ライターが所属する広告関連会社は以下が定番です。
①広告制作会社
②広告代理店
③広告運用会社
④Webメディア運営会社
⑤Webマーケティング会社
自分が思い描いている仕事をするためにも、業務内容の違いを理解しておきましょう。
1.広告制作会社
webサイトやパンフレットなどを制作するのが主な仕事です。
ライターの業務内容は、他社の商品やサービスを販売するための『コピーライティング』がメインです。
キャッチコピーを考えるイメージがあるかもしれませんが、インタビュー記事など、長文を書くこともありますよ。
「ライター系の就職法」は以下の記事で解説しています。
文章を仕事にできる人の特徴【業界8年】のコピーライターが解説
2.広告代理店
『広告代理店』の業務範囲は会社の規模によって大きく異なります。
ただし、発注側の企業と、制作側の広告制作会社とをつなぎ広告を企画管理することがベースになっています。
実際に制作することもあれば、関連会社や提携企業に任せることもあるため、ライターが「文章を書く」機会があるかないか確認が必要です。
「ブログにおける広告の仕組み」は以下の記事で解説しています。
【全体像が知りたい!】ブログの始め方をわかりやすく解説【初心者必見】
「ブログで稼ぐ仕組みとは?『商品』と『広告枠』の2つから【適性診断】」
3.広告運用会社
『広告運用会社』では企業に代わりweb広告の運用と改善を代行します。
運用代行専門の場合、いわゆるライティング的な業務としては以下のようなものがあります。
・検索連動型広告:ページタイトルやディスクリプションなどの変更
・ディスプレイ広告:キャッチコピーなどの変更
いずれも一般的なイメージのライティングとは違うため、人によってはやりたい業務とのギャップがあるかもしれません。
「キャッチコピー」は以下の記事で解説しています。
【ファイナリスト直伝】宣伝会議賞の対策法『コピーの感覚値』を掴もう
宣伝会議賞で大賞を受賞できるのは「発見」のあるキャッチコピー
4.Webメディア運営会社
『Webメディア運営会社』は、自社で記事投稿型のオウンドメディアを運営しています。
Webライターがもっとも活躍できるタイプの会社です(記事制作を外注している会社もありますが)。
5.Webマーケティング会社
『Webマーケティング会社』はWeb集客のための施策を提案することが主な業務です。
SEOや広告運用、SNS運用などのコンサルがメインで、記事や広告の制作は外注するケースが多いでしょう。
コンテンツマーケティングにチカラを入れている企業なら特にライターは重宝されます。
「SEO」は以下の記事で解説しています。
「Webライターなのにブログしてないの?【ポートフォリオに最適】」
【後悔しない選び方】ブログとnoteの違いとは?5つの目的別【徹底比較】
就職市場の事情
ちなみに、景気が悪化してくると大手が採用を手控える傾向にあります。
逆に好景気のときに採用を控えていた中堅・中小企業が人材獲得に動き始めます。
成長するための環境を重視するなら、個人の裁量権がとりやすい中小企業に潜り込むことがおすすめです。
さあ次のステップへ:初心者でもwebライターになれる!
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【補足】フリーランスでwebライターになるという選択
結論、最初からフリーランスのライターになることは可能です。
①クラウドソーシングを経由して案件に応募する
②メディアを運営している会社と直接契約する
フリーランスでwebライターをするメリットも大きいですね。
「働く場所と時間が自由になる」「自分の名前で仕事ができる」といった点に、魅力を感じる人が多いのも強く共感できます。
ただし、仕事を受注するにはこの2つが重要になります。
①知識/スキルを身につける
②実績をつくる
知識/スキルや実績のある他のライターと比較されると、圧倒的に不利です。
結果、文字単価が0.5円未満のような、格安の仕事からスタートすることになります。
初心者でもできる仕事を数こなすのは、よほど根気と行動力がないと悪循環に陥ります。
・質の仕事を納品する
・低い実績を積み上げる
・実績が低くて受注できない
・低単価の仕事を探す
(辞める前提で)就職するべきです。
ちなみにライターとしての実績はなくても、
「ツイッターのフォロワーが数万人いる」「営業力、行動力がある」など、アピールポイントがあれば最初からフリーランスで十分やっていけますよ。
文章を書くスキルは「受注」する上では、そこまで重要ではありません。
「フリーランスや副業で稼ぐ方法」は以下の記事で解説しています。
文章を仕事にできる人の特徴【業界8年】のコピーライターが解説
【副業の新定番!】ブログをおすすめする理由【稼ぐ仕組みは?メリットは?】

KAI
「以上です。お疲れ様でした!」
参考 「採用側のホンネを見抜く 超転職術」田畑 晃子 「初中教育ニュ-ス(初等中等教育局メ-ルマガジン)第373号」文部科学省 「宣伝会議賞」株式会社宣伝会議